プロデューサーの新谷真弓です。

昨年末に大変ご好評を頂きましたおかげで

再演出来る運びとなりました。ありがとうございます。

短いスパンでの再演ですので、新たな要素を盛り込みたく

作中の季節を年の瀬から晩夏に変更し、織田夜更さんに加筆修正をお願いいたしました。

一年の終わりの喧騒と焦燥感の中からこぼれ落ちる切なさ

と

夏の終わりのけだるさと開放感の狭間に薫る哀愁

....どちらも素敵だと思いませんか？

晩夏のFJ'sさんで浴びる城崎はまた格別の予感です。

(今回も非常にお席数少なく申し訳ございません。FJ'sさんで演ることに意味がある作品ですので何卒ご容赦下さい。)

また

城崎プレリュードの奥深い可能性に触れるにつれ

自分で演出もしてみたいとの想いが強くなり、織田さんにご了承を頂きました。

声優さんだけの朗読劇から一歩踏み出し

声優さんペアと俳優さんペアでまったく違ったアプローチをご覧頂くのも再演の狙いです。

今回も素晴らしい演者さま方にご出演頂きます。

はじめましての方には新鮮な魅力を

ふたたびの方にはより一層深堀りを

私も意見を出しながら、3組それぞれの個性と演技スタイルが活きるあて書きをさせて頂きますのでご期待下さい。

そして大変光栄なことに

音楽に鈴木光介さんがご参加下さることになりました。

いつもナイロン100℃の公演でお世話になってます光介さんの

抒情的でほんのり不穏な旋律は織田さん作品とも相性バッチリです。

ちょっぴり遊び心のある仕掛けもご用意しております。

前回ご出演の皆さまのご協力により

初演版の再配信も決定いたしました。

ぜひぜひ再演版と見比べて頂きたいです。

ふたりきりの声で奏でる

『城崎プレリュード』

彩とりどりの味わいに

どうぞ思うさま酔い痴れて下さいませ。