⚠️ご注意⚠️
このページには作品内容や配役についてのネタバレがあります。
ご納得の上でお進み下さいませ。あらすじ
小説家として成功する夢を秘めつつ、
意に沿わぬルポライターとして才能を切り売りする絹也は
くされ縁の編集者・大崎から依頼された旅ルポのため
兵庫県随一の温泉街 城崎(きのさき) の老舗旅館を訪れ
チェリストの黒澤とその妻・珠子に出逢う。
ふとしたことで話が弾み、その夜
絹也は夫妻の部屋へ招かれ宴席を共にすることになる。音楽家として評価をされながら、独自の価値観で活動する黒澤と
猫のように奔放で甘え上手の珠子。
仲睦まじい夫妻とのささやかな交流は、絹也の胸をあたたかく満たし
また一方で
珠子の危うい内面に思いがけず触れ
城崎の夜は忘れがたいものとなった。数ヶ月後
絹也は目黒川のほとりで呆けたように立ち尽くす黒澤と再会する。
出逢った時とは打って変わって艶が失せ、虚ろな様子が気になった絹也は
黒澤を行きつけのジャズバーに誘う。憔悴の原因は珠子の失踪だった。
心当たりはないのか探す手は尽くしたのかと詮ないことを言い募る絹也に
黒澤からこぼれた言葉。「...彼女と私の間には、現が抜けて居たんだよ」
実は珠子と黒澤は内縁関係であり
本名はおろか家族や友人関係など何ひとつ知らないという。
夫妻の衝撃的な背景に
持ち前の好奇心が疼き出すのを止められない絹也は
珠子を探す旅に出ないかと黒澤をけしかける。北海道は函館、名古屋は錦と方々を訪ね歩くうち
やがて浮き彫りになる
珠子の"本当"の姿―城崎で出逢い、遠く離れた東京で再会したふたりの男が
行方知れずの女の影を追う旅の記録。◆◇◆◇
本作品では
絹也役の出演者には珠子を
黒澤役の出演者には大崎と番頭とマスターを
それぞれ演じ分けて頂きます。また
物語の本筋は変わりませんが
黒澤と絹也は、3組の出演者の個性に合わせ
口調やキャラクター設定・細かなエピソードなど書き分けております。まったく印象の異なる
3バージョンの「城崎プレリュード」をぜひ配信で見比べて下さいませ。
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